2022年7月28日にJAWS-UG 初心者支部で「夏の大LT大会 ~Summer of wondefuLT~」が開催されました。
面白いLTがたくさんありましたので、各LTを簡単にまとめたいと思います。
イベント概要
コロナ禍もありオンライン限定。おおよそ100名の方が参加されていたようです。
LT内容
これ以降、→以下は私のコメントです。
LT01 初めてのLambdaによる運用自動化 ~不要リソース削除大作戦 ~
アイレット 鈴木健斗さん
EC2インスタンス削除時にEBSだけ、NatGateway削除時にElastic IPだけが残り、関連付けれられていないEBSやElastic IPが沢山。結果、無駄な運用コストが計上されている。
Lambda+EventBridgeでEBS、Elastic IPを自動削除。
具体的な仕様は下記Qiitaを参照とのこと。
関連づけられてないEIPをSlack通知 & 削除するLambda - Qiita
関連づけられてないEBSをSlack通知 & 削除するLambda - Qiita
→新卒3年目でAWS Top Engineer、スゴい・・・
LT02 LTやろうぜ。ちょっしたことでPPTが格好良くなるコツ
アマゾンウェブサービスジャパン 亀田治伸さん
LTをする理由は「勉強会は共同で作るもの」「自分のため、知識のまとめ」。
無理にまとめてページを減らすと上手く伝わらないので、ブロック単位でカットして次のLTに。
以下、よいLTにするためのTips!!
・導入部分は画像、アイコンを中心に。
・画像に文字を重ねるときは「光彩」で目立たせる
・エモーショナルな話、大きな話はJeff Bezosが言ったことにしておく(笑)
・数字と一緒に記載する単位はフォントを小さく
・英語日本語は半角スペースを入れる。英語日本語はフォントを変える
・PPTの「画面切り替え」→「変形」機能は優秀
LTは仕事じゃないし、練習なんていらんでしょう!!!
「給料を正当に得ている仕事に関する事柄は、90%以上の人より詳しい」
→このくらいみんな知っているよなーって自信持てないことありますよね。良い言葉です。
LT03 新資格『SAP on AWS - Specialty 認定』ってどんな資格?
サーバーワークス emiさん
・ASCS:ABAP SAP Centrral Services。SAPの中心的機能
・ABAP:SAP製品の言語
・PAS:プライマリアプリケーションサーバ
・AAS:追加のアプリケーションサーバ
・SAProuter:顧客ネットワークとSAPをリモート接続するためのプロキシ
・SAP HANA:高速なインメモリデータベース
・AWS Backint Agent for SAP HANA:SAP HANAのバックアップツール。S3へ。
・DMO:HANAへのマイグレーションツール。
・AWS Data Provider for SAP:メトリクス収集。
SAP on AWSのブログ・記事があるので寝落ちするまで読んでいた。こまめにアウトプット。
→SAP触ったことないのに、SAP on AWS取得!すごい!!
LT04 リソース消し忘れて高額請求。。懺悔したいお話
アイレット 上地航平さん
RDSを作って1ヵ月放置してしまった。個人アカウントに10万円の請求が!!
複数AWSアカウントを持っていて、そのアカウントにはあまりログインしていなかった。AWS Budgetsアラートも組んでおらず。
RDSの7日後「自動起動」で料金発生。RDSはOS・ミドルはAWS側に責任があり、必要なメンテナンス更新をAWS主体で実施するため、自動起動が必要。
→そんな理由が!!AWSが料金取りたいがために自動起動しているのかと思ってました。
AWSサポートに減額をお願いするときのポイント(9割返金されたとのこと!もちろん減額は確証しない)
・非を認める
・調査結果を共有
・同様の事象が発生しないための対策提示
LT05 テクニカルサポートってどんなお仕事?
アノテーション 上地申吾さん
お客様が自己解決できるようにブログを開設。
→目的がすばらしい!自分もそのモチベーションを持ちたい。
テクニカルサービスとは「200以上のサービスにするお問合せ対応」「障害に関する調査」「運用保守のオペレーション代行」などを行う。
沖縄でフルリモート。1度も出社したことがない(!!!)
良く使うツールはZendesk、Slack、Meet、Gather、Notion。
最も考えていることは「カスタマーペインは何か?」。それを考えて回答文書を作っている。
早期解決のために「技術的なお問い合わせに関するガイドライン」をご参照ください。
皆さん急いでいるので最低限の情報しか提示されないが、事象がおきた時間などできるだけ具体的に情報提示してほしい。
→AWSサポートの方々も同じような業務をされているんだろうなぁ。いつも回答を急かしてしまい、申し訳ないです・・!
LT06 WAF Bot Controlを本番環境に導入してみた
アイレット 山本竜司さん
AWS WAF BotControlを導入する案件があったが、あまりブログ等で見かけなかったのでLTで登壇。AWS WAF BotControlとは、WAFマネージドルールの1つ。Botからのアクセス可視化、制御可能。
通常リクエストとBotからのリスエストのアクセス比率や、Botからの許可・拒否したリスクエスト数が把握できる。
Botの種類(カテゴリー)ごとに許可・拒否可能。
全種類ブロックすると、Githubの自動デプロイ用webhookすら弾かれたり、curlやwgetのリクエストや監視ツールの外形監視も弾かれることも。
ちゃんとルールをチュ―ニングする運用が必要。まずはcountモードでリクエストを集計すること!!
→恥ずかしながらAWS WAF BotControlって初めて知りました。名前だけ見てチャットボット系のサービスかと思いましたが、違いましたね。「まずcountモード」はよい教訓!
LT07 AWS CLI のエイリアス機能はいいぞ
弁護士ドットコム 伊藤嘉洋さん
CLIのエイリアス機能とは、コマンドのショートカットを作成する機能。
エイリアスにつづけてオプション、コマンドを追加したり、エイリアスコマンドの中で他のエイリアスを使用することもできる。
設定しておくと便利なエイリアス4選!
・アカウントIDを表示する
・ラインタイムを指定してLamda関数の一覧取得する
・ECRにログインする
・任意のIAM Roleを指定してスイッチロールする
→具体的に便利なエイリアス例を出してもらえたのはとても参考になります!!アカウントIDを取得したり、スイッチロールしたり良く使うシーンがあるものはエイリアス登録しておくとよさそうですね。
LT08 QuickSight 触ってみた
モリサワ 小室貴史さん
まず事前準備としてS3+Glue。S3内のファイルをGlueでクロールしてテーブル作成。
AthenaからGlueでクロールしたテーブルを読取り。
この時にcsv内にカンマを含むカラムがあり、Glueで上手く読み取れず・・事前にカラム削除をするクリーニングを実施。
QuickSightで、データソースとしてAthenaを選択して可視化。
可視化してみると母数が少ないことで外れ値のようなグラフになることも分かった。ヒートマップで多軸で分析も。
QuickSightは、ほぼノーコードで多彩な分析が簡単に実行できる。
→私も過去にQuickSightワークショップしてみたことがあるので、触れている機能は良くイメージできました!ノーコードで分析できるのは凄いですよねー
まとめ
最後にJAWS DAYS 2022の紹介がありました!2022年10月8日(土)開催です。
コチラも楽しみですね!!